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雑多な語り場。所謂「オタク」「同人」「二次創作」と呼ばれる要素全開かつ超ミーハーなので、そういったものが苦手な方は御注意を。更新は月2~3回程度ののんびりペースです。
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確かにストーリー上「呪い」が深く関わってきますが、別の見方をすると「呪いという名の絆」も盛り込まれているように思いました。血の呪縛、因縁の呪……それから親子や兄弟、一族、師弟、主従、男女等……といった関係・繋がりも一種の呪いとも言えます(悪い意味でなく「呪(しゅ)」の思想のような)。「呪い」というとマイナスな印象に感じますし、実際にそれによって起こった悲劇もありますが、一方で「呪い」が繋げた絆もあれば、「呪い」の果てに生まれた、未来へと続く希望もあります。パッケージの『呪いと希望の物語』って、そういうテーマもあるのかなぁ、と個人的には思いました。間違っていたら堀井さんにごめんなさいとしか言いようがないですが。(汗)
 追加シナリオの効果もありますが、やはり十年前に比べて歳取った分、全体的なストーリーに対する印象が随分と変わった気がします。懐かしさと同じくらい、不思議な新鮮さがありました。

 茶菓菜屋より09日にweb拍手3件ありがとうございました。
 終盤の商人のテント(夜)において、ゼシカの台詞は変更されていたのにククールの爆弾発言がそのままだったことに、変更の基準がよくわからなくなった果物ですこんにちは。ゼシカの台詞は捉えようによっては偏見とも取られる可能性があるから変更されて、ククールの台詞は一応オブラートに包まれている(?)から大丈夫だってことかしらといらん深読みをしましたすみません。


 さて。ドラゴンクエスト8リメイク版、ようやくクリアしました。
 通常エンディングと真エンディング、3DS追加版も含めて全4種類バッチリ拝見いたしました。新ED、すごく……良かったです。このEDの存在により、却って某キャラや某キャラにも深みが増して、嬉しい。

 超マイペースに進めてたのでしっかりがっつり一ヵ月以上かかってますね……。でもゲーム集中力のない私が一切の停滞期無しにクリアまで漕ぎつけたので、ハイペースと言えば超ハイペースでした。(私の中では)
 まだ竜王の試練やレベル99でも苦戦するという噂の新ダンジョンとか残っていますが、シナリオが絡んでこなくなった途端、テンションが上がらなくなるあたり、つくづく私は単なるヲタクでゲーマーにはなれないと思いました……。(汗) 気が向いたらのんびり挑戦してみると思います。

 というわけで、「プレイ記」自体はこれが最後になると思います。……とか言いつつまた書いたら笑ってやってください。
 さすがにここまで来るともういつもの「ネタバレ(ギリギリ)していない(つもり)」な書き方では感動を表現しきれませんので、追加エンディングやストーリー関係の感想は追記に折り込みました。
 先にシステム周りの話と、クリア時のステータス等です。
 
 
 バトルロードランクSSは一度ゲームクリアして強力なモンスターをスカウトできるようになってから挑戦しようと思いましたが、その前に駄目元でメンバー変えながらいくらか試してみたら、
アクデン
(盾&イオナズンに期待)、ハルク(攻撃主力)、リー(回復役)
 で制覇できました。勝ち残るには攻撃役がどうのよりも、リーの回復のタイミングにかかって来るのですが、闇の遺跡クリア前にランクBを突破するよりは遥かに高確率で勝てました。このメンバーでは挑戦5回。

 しかしSSの優勝賞品はアレですね……確かに装備品としての性能もかなりいい物ですが、どちらかと言えば完全にククールファンのためのネタ装備ですね。
 そんなピンポイント得な物がランクSSの賞品でいいのか着せてみたらめっちゃ様になってるよカッコいいじゃねえかちくしょうククールが好きな方は頑張ってSSクリアしてみてください。(そして「せんれき」のトロデ王のツッコミで我に返る)


 それで思い出したこと。最後のプレイ記だというのにこんな話をするのもなんですが、ゼシカの衣装について。
 あぶないビスチェが全然あぶなくなくなったあたりに、スタッフさん方の苦心の跡が(略)
 それ以上に驚いたのがしんぴのビスチェ。一見変わっていないように見えて「あの隙間」がなくなっているという衝撃。我々の業界では「絶対」と言われる領域でさえCERO:Aの壁の前には問題だというのか……! という衝撃。(笑)

 セクシー系の衣装は色々と規制がかかって大変ですし、代わりに天使のローブとかプリンセスローブとか、清楚で可愛い系の衣装が視覚化されたら良かったのになぁと思う私です。……とか言っておきながら、PS2版でゼシカのパンツをチラ見する裏技を実践したことのある私です。(←何やってんのお前)
 まほうのビキニの新デザインは結構好きです。こうなるともう全然ビキニではないですが、むしろ清楚な魅力を感じて。青色がいいですね。聖堂騎士団と同じ色ですね。(だから何)
 ここまで色々と変更がされていながら、ベルガラックのバニーダンスが変わらず残っているあたり、本当基準がよくわかりません。(苦笑)


 三角谷の金スラは無事に撮影成功しました。下からじゃなくて、上から覗き込むように撮ればよかったんですね。フォートさんからククールの新武器いただきました。強いし、デザインもカッコいい。某追加シナリオにしてもですが、今回は何やらククールに優しい仕様になっていませんか(笑)。女性ファンが多いからか。
 それと、メタルウィングをメタキン槍に戻せたり、はおうのオノやこおりのやいばが2つ入手できたり、オリハルコンの数が増えていたりと、コンプリートを目指す錬金術師たちの頭を悩ませていた部分も解消されていましたね。調整が細かいです。
 
 
 初回クリア時のステータスです。

■主人公 Lv64
装備:英雄のヤリ、メタルキングよろい、メタルキングの盾、ゴシックミトラ、ごうけつのうでわ
スキル:剣89、ヤリ77、ゆうき100

■ヤンガス Lv66
装備:はおうのオノ、メタルキングよろい、みかがみの盾、メタルキングヘルム、ごうけつのうでわ
スキル:オノ100、鎌70、にんじょう98

■ゼシカ Lv61
装備:マジカルメイス、しんぴのビスチェ、聖女の盾、黄金のティアラ、スーパーリング
スキル:短剣30、ムチ32、杖100、おいろけ100

■ククール Lv63
装備:ライトシャムシール、ドラゴンローブ、みかがみの盾、ファントムマスク、ほしふるうでわ
スキル:剣82、杖91、カリスマ100

■モリー Lv64
装備:あくまのツメ、はぐれメタルよろい、みかがみの盾、ファントムマスク、ごうけつのうでわ
スキル:爪100、打撃31、ブーメラン40、ねっけつ100

■ゲルダ Lv63
装備:聖王のおうぎ、はぐれメタルよろい、聖女の盾、くノ一のハチガネ、スーパーリング
扇:100、ムチ70、アウトロー100



トロデ王のコメント
「あやつとの戦いにそなえ おのれを きたえまくった お前は じっくり慎重純情派じゃな。」


 というわけで、クリア称号は『じっくり慎重純情派』でした。
 今回のプレイングではなるべくしてなったと言えるので文句の一つもありませんが、直前まで「年末に発表されるのんびり冒険者大賞がほぼ決定」だと言われてたので、てっきり『花畑のんきマン』をいただくかと思いました。いただいてもやっぱり文句の一つもありませんけど。(プレイ時間ェ……)
 2回全滅してますね。こんな高レベルだと全滅なんて事態はまずないはずですが……この2回は某キャラに捧げた全滅です(病気)。再戦時のなかまコマンド等の確認のためです。


 ここからクリア後の隠しダンジョンに入る前に、元気玉を使ってメタル狩りで一気にレベル上げ。……いや、あんな称号いただいたほどもうレベルは充分すぎるくらい充分にあるのですけど(通常なら多分、55前後あればいける)、サクサク進めるように。
 ……結果、真エンディング見た頃には、全員のレベルが75前後に。アホです。もう竜王の試練も突破できるくらいです。

 今回はレベル上げの大半をメタル系ピンポイントで済ませているので、レベルに対しての魔物の撃破数が非常に少ないんですよね。(シンボルエンカウントということもあり、多分、そういうプレイヤーが多くなってると思います)
 おかげでトロデ王に「博愛精神に心を打たれた」と言われましたが……はぐれメタルとメタルキングは絶滅するんじゃないかというほど倒しまくりました。高経験値モンスターの宿命とはいえ……ごめんよ。(汗)

 メインパーティーはやはり使い慣れている&愛着のある元祖4人で組んでいますが、メタル狩りタイムの時は主人公、ヤンガス、モリー、ゲルダでやっています。
 ゲルダにピオリムを使わせ、他の3人が会心の一撃技を繰り出す。メタルブロウとか、テンションはやぶさメタル斬りでちまちまはぐれメタルを狩るよりも、ほぼメタルキングをピンポイントに狙った戦法にした方が、全体的に効率がいいようです。
 
 
 追記はストーリー(主に新エンディング周り)に関わる感想です。今さらながらミーハーかつテンション高いかつヲタヲタしいノリ&公式・非公式も含めたCP的な話もあるので、苦手な方はご注意を。
【!】今回はネタバレに配慮せず語っていますので、まだクリア後の裏ダンジョンのイベント~真エンディングを見ていない方は、ご注意ください【!】

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 ……まあ、何と言いますか。
 前回のプレイ記でゼシカ追加シナリオに対し「何の恋愛シミュレーションゲームが始まったのかと」冗談でツッコミ入れてましたが……本当に恋愛シミュレーションだったとは。これ「ゼシカ好きがニヤリとできる」くらいの位置づけのイベント(ファンサービス)かなーと思っていたら、まさかのEDフラグでしたという。

 リメイクに当たって、新しいEDが追加されるというのは聞いていましたが、まさかゼシカと結婚なんてまったく予想していなかったので、それはもう驚愕でした。
 いや、その、明確にはされていないながらも、公式様はどちらかと言えばククゼシ寄りかと思っておりましたので……。(写真機能紹介プロモや、PS2版の攻略本を見る限り)

 しかし、考えてみればゼシカはDQ8ナンバー1人気キャラです。
 そりゃあ、私がマルチェロ追加シナリオを望んだと同じくらい――いやそれよりももっともっともっとたくさん「ゼシカEDを!!」という希望の声があったに違いありません。(実際、PS2版ではミーティア姫との強制結婚EDに不満の声もあったことですし……;;)
 私の中のゼシカと主人公の関係は完全に「仲間」という認識だったため、予想はしていなかったとはいえ……このEDの追加は納得と言えば大いに納得です。



 予め申し上げておきますと、私はどちらかと言えば(あくまでどちらかと言えば)主姫派でククゼシ派です。主人公とミーティア姫の関係性がとても好きなんです。
 ――だからこそ、ゼシカ真EDがすごく、良かったと思いました。


 ゼシカの真剣な告白に、それはもうキュンキュンしまくりでした。3DS握り閉めてゴロンゴロン悶絶してました。(落着け)
 普段の彼女は気が強くて冷静なリアリストですが、根っこは純情で少し脆いところもある女の子なんですよね。そこが可愛い。

 何より「旅の中で主人公のことをいつの間にか好きになっていたけど、主人公はミーティア姫のことが好きだろうから、諦めていた」というところが……!! うおおお……これEDどちらを選択にしろゼシ→主は前提ということでいいんですね! 公式で!! 女の子の片想い好きとしてはこれはもうたまりません。(だから落着け)
 そして前回「ゼシカが主人公に少しだけ兄の面影を重ねているのだとしたら萌えます」とか趣味全開で語りましたが、まさか本当にそうだったとは……。こんな希望叶えられていいんですかね。


 アローザと一緒に入場してきたシーンに、目頭が熱く。本当に親子関係が修復されたんだなぁと。もともとサーベルトが亡くなる前から母親と距離があったらしいですから、雨降って地固まるといいますか、今や唯一の肉親である母娘が理解し合えて良かった。
 通常EDでは二人で旅に出ていたようですし真EDでもハッキリとはしていませんが、せっかく一連の事件でゼシカが自分の中に流れる賢者の血を意識して、「家に戻る」と決意したわけですから、主人公は迷わずアルバート家に婿入りです。厳しい姑さんに「婿殿!」とビシビシしごかれればいい。(どこの中村主水さんですか)

 クラビウス王が「私の甥っ子」と紹介したことから、主人公は公認でサザンビーク王家の者として、ゼシカと結婚したわけですよね。
 ゼシカの許婚だったラグサットはサザンビークの大臣の息子(しかし勘当中)でしたが、それどころか今回はサザンビーク王家と親戚関係になるわけで……ただでさえ賢者の血統であるアルバート家が、なんかもう、凄いことに。
 賢者に浪漫感じる者としては、リーザス像に二人でお参りしているラストが、良かったです。



 ゼシカの可愛さもさることながら、主人公とミーティア姫の関係性が好きな私としては、EDに分岐があることでミーティア姫の心の「成長」が描かれたことも、とてもとても嬉しいものでございました。
 PS2版の時は選択肢がないに等しい分、主人公が流されるままだった印象だったのですが、今回、ミーティア姫が「主人公離れ」を決意するところが大きい。
 主人公離れをしてゼシカとの仲を祝福するところももちろん素敵ですが、ミーティアEDを選ぶにしろ主人公が流されるままじゃなくて、ミーティアに「あなたの好きにしていいのよ」と言われた上で、彼女を選ぶということに、燃えるものがあります。

 そういう意味でも、ゼシカEDがあって本当に良かったなぁと思います。ミーティア姫の中で、主人公への想いが恋なのか親愛なのかどちらかわからない位置にあったと解釈できるのも、個人的には美味しいところ。
 主人公がミーティア姫を選んだことで初めて「恋」となるのも美味しいですし、ゼシカEDでは互いの幸せを願う深い親愛で結ばれた二人の絆も、また素敵だと思います。そのあたりもひっくるめて、主人公とミーティア姫の関係性が好きです。


「もし 世界が平和になっても ミーティアの呪いが 解けなかったら テンランと ふたりで旅に出たいな。
 お馬さんのままだと たとえ婚約者が いたって もう お嫁には いけないんだから。
 テンランを 背中に乗せて あなたが行きたい場所に ミーティアが 連れていってあげる。
 ねえ テンラン。約束よ。」


 EDとは関係ないですが、これがミーティア姫の台詞の中で一番好きです。(今さらですが主人公名「テンラン」なのでメモそのままです;)
 ゼシカと二人旅EDがあるんだから、こういうEDがあっても良かったなぁと。いや年頃の娘が馬のままとか可哀想でアレなんですけど、これはこれでなんというか主従恋愛ならではの、禁断の、切ない系浪漫がありますね。スミマセンそれだけです。(汗)


 そういえば前々からわりと気になっていたのが、一人娘のミーティア姫がサザンビークに嫁ぐとなると、トロデーンの跡継ぎは大丈夫なのか? ということでして。
 一応、トロデ王に後妻はいるみたいですけども……。どちらにしても、トロデーンでは女性に王位継承権はないのかも(『あるきかた』ではDQ8世界について「女性の生き方が限定されているのかもしれない」とありましたが)。だからミーティア姫がサザンビークに嫁ぐことがあっさり承諾された。トロデーンの方は、親戚(甥等)を王の養子にして跡継ぎにするつもりだったのかもしれません。

 ミーティアEDの場合は、主人公がトロデーンに婿入りという形にすれば丸く収まると思うのですが。クラビウス王は尊敬していた兄・エルトリオの息子である主人公に王位を継がせたがるのかな……。
 ゼシカ真EDの、主人公やチャゴス王子に対する強烈な説教っぷりを見ると、親として王としてチャゴス王子をビシビシしごいて、彼に王位を継がせる方向がいいなぁと思います。



 そのクラビウス王ですが。
 今回の新EDで何が良かったって、ミーティア姫やゼシカも良かったですが、クラビウス王も素敵でした。危うく惚れかけるところ――どころか、思わず惚れ倒してしまいました。公式(モブの台詞)でナイスミドルと言われてましたね。

 本人は誰もが認める賢王ですが、親としては、妻を亡くしたせいもありチャゴスを甘やかしてしまっているんですね。王家の山イベントで主人公らにチャゴス王子の護衛を頼むところや、ゴネる王子を(ゼシカをダシにして)どうにかその気にさせようとするところなど、親馬鹿全開なのが声色からも窺えます。ボイスの相乗効果ですね。
 カッコいいところとダメなところ、さらに兄への複雑な感情が入り混じるという難しい役所だったと思います。この人間くささがたまらない。

 ククールやゼシカ(一応ヤンガスも…か?)たちの兄に対する感情から「ブラコンクエスト」と名高い(?)DQ8ですが、クラビウス王も結構なものだと思います。(笑)
 エルトリオのことは尊敬していたよう。だからこそ、国も立場も捨てて愛する女性を追いかけていってしまったことに複雑な感情を抱いていたり。そんな兄の経緯もあったから、クラビウス王はより己の役目を強く意識して、国のために務めを果たそうとする。
 根っこは優しくて甘い人なのかもしれません。だから自分よりも兄の方が王としてふさわしいと思っていた。けれどそうもいかなくなった以上、兄に劣らぬ賢君であろうと…………何かもう自分の中の語彙が貧相過ぎて言葉が上手にまとまらないのですが、クラビウス王がこの十数年間どんな気持ちで王座に就いていたのだろうと思うとうあああ。


「妻に先立たれ チャゴスだけが 唯一の肉親なのだ。だから なんとしても チャゴスに 無事で帰ってきてほしいのだ。」

 王としては甘いとも取られる台詞ではありますが、彼のこれまでの経緯を考えると何だか痛切に感じます。国のため王族としてのけじめをつけなければならない気持ちと、手放しでチャゴスを甘やかしてしまいたい気持ちの、板挟みのよう。どちらがチャゴス王子のためになるのか……といったら、また彼の中の悩ましい部分でもあったのでしょうが。後悔もあったり。亡くなった王妃のこともとても愛していたようで、後妻も娶らず、まだ部屋がそのまま残されています。
 王者の儀式後も、大臣が行方不明になるなどサザンビークには様々な問題が降りかかったりしてるため、胃痛が絶えなさそうでなんだか気の毒に。

 …………と、ここまで王の人柄について好き勝手のたまいておきながらなんですが、100%私の個人的かつヲタ的な妄想です。公式様とは一切関係ございません(苦)。捉え方は人それぞれだと思います。



 そこに、エルトリオの息子である主人公の登場です。

 ミーティア姫と結婚したいと言った時、わりとあっさり認めてくれたのは、クラビウス王にとって主人公の存在はむしろ願ってもない展開だったのかも。
 チャゴス王子を未熟なまま結婚させてもいいものか、しかし親の悲願は叶えてやりたいし国のメンツも……と悩んでたところに、王家の主筋(しかも兄の息子で、姫とは相思相愛)が現れ、それらの悩みを解消できたから。(王位継承権云々とか実質的な問題がないわけではないですが、少なくともクラビウス王自身の精神的には)

 同盟とか人質みたいな話だったらともかく、もともとこの婚姻は政略的な側面は比較的少ない方と思われるので(話を聞く限り、そこまで殺伐とした印象はない)、主人公がトロデーンに婿入りしてもあまり問題ない? 最後はトロデーン城に帰っていますし。トロデ王は「ばあさんの約束は気にせず、二人の好きにすればいい」と言っていますが。うーん、このあたりはプレイヤーの解釈次第ですかね……。


 一方で、主人公がゼシカを選んだ場合は、かなりきつく叱り飛ばされます。それはまあ……そうだろうなと。
 エルトリオの消息と、自分がその息子であることを打ち明けるだけならともかく、別の女性が好きならこの結婚式に水を差す必要は全然ないわけですから。また主人公が完全なる部外者ではなく、王位継承権を持つ可能性があるからこそ、「お前は自分の立場をわかっているのか?」「お前の不必要な行動がどれだけ混乱を招くか」と説教した。

 でもこの説教は嬉しかった。クラビウス王の王としての意識の強さも感じたし、その奥に「敬愛する兄の子である主人公」への、同じ王家の血を引く者だからこその憤りも見えた。同時に、100%否定的な感情だけではないのですけども。(チャゴスをこのまま結婚させてよいものかという悩み自体はあったわけですし)
 ……うーん、何と言ったらいいのでしょうか。このあたり、どう言葉にしていいのか難しいです。表現力がなくて本当にすみません(汗)。とにかく色々なものをひっくるめて、説教してくれたのが嬉しかったということです。

 もしかしたらゼシカEDだからというだけではなく、PS2版の時に不足していたと思われる要素を補った演出でもあったのかもしれません。(私自身も当時、クラビウス王の反応にちょっと物足りなさも感じていたので……もうちょいキツく言ったり、悩んだりしてくれても良かったなぁと)
 叱り飛ばされてキュンキュンするなんてドMなんだろうか私は。まあ、某騎士団長殿にイヤミ言われるために修道院や聖地に寄り道しまくるプレイヤーのことですから……――というしょーもない嗜好はさておき。

 クラビウス王に怒られるのも無理はないですが、主人公にとっては、ゼシカを好きなことと、ミーティア姫の幸せを願うことは別の感情なので、「ゼシカを選ぶから姫のことはどうでもいい」という仕様になってなくて良かったです。
 王から説教くらって、グッと悔しそうに哀しそうに顔を歪めるのが印象的でした。DQ主人公ゆえ基本超淡白なDQ8主人公が、ここまで感情を露わにしたシーンは初めてです。これだけでも新EDは必見。


 実際には王族同士の問題って、部外者が簡単に首突っ込んでいいものではないんだろうなと思います。昔のトロデーンとサザンビークの関係を考えると、下手したら外交問題にまで発展しますし。(でも国内の問題にはわりと首突っ込まされるのがRPG仕様/笑)
 とはいえ印象としてはチャゴス王子とミーティア姫の婚約は、政略的なものというよりは祖父と祖母の悲恋からの「約束」「義理」の側面が強いですが。トロデ王やクラビウス王からすれば自分の親のことだもんなぁ……。その分、情も強い。立場が立場だけに国のメンツも関わって来てしまうから辛いところ。

 でもドラクエなんだから! 国民的RPGなんだから! ごちゃごちゃ考えずこのくらい明るく幸せな大団円ENDがあってもいいんじゃないかな! と思います。
 これはもう、トロデ王とクラビウス王が人格者であり家臣からの信頼が厚い名君同士であったからこそ、成せたのだと思います。なんてカッコいいおじさまたち。主人公が去った後、二人の間にどんな会話が成されたのか、非常に気になりますね。

 あとチラッと映ったニノの笑顔に、何とも言えずじぃんと来ました(場面はほとんど一瞬なんですけど)。せっかくなら何か台詞があればよかったのに。この人もまた、一度大いに打ちのめされどん底に落ちたからこそ、何か得るものがあったのだろうなぁ、と思う。
 始終ごく普通の神父さんっぽく立っていますが、よく考えたらこの方法皇様ですよ。世界の頂点に立たれているお方ですよ。なんと贅沢な結婚式……。(二大国家の力の強さを感じます)


 ゼシカ真EDのクラビウス王は、他のEDよりも遥かに厳しくチャゴス王子を叱り飛ばしています。しかも、大衆の面前で。「お前に結婚など十年早い!」と。
 主人公がミーティア姫と結婚する気がない以上、クラビウス王は「兄の血を引く者」の存在は関係なく、自らの決断で(トロデ王との相談の末)結婚を取りやめることにしたわけです。兄への複雑な感情を乗り越え、サザンビーク王として、跡継ぎであるチャゴス王子を鍛え直す決意をした。これもまた、「呪い」の果ての未来への希望なんだと思いました。
 ゼシカの告白もまだだというのに、正直この時点で自分内感動がクライマックス(笑)。その後の、主人公とゼシカのキスシーンに照れてギョッとするところが可愛かったです。もうたまらないですこのナイスミドル。(悶絶)

 …………なんか、新EDのクラビウス王にときめき過ぎたあまり、痛々しく妄想ぶっ飛ばしすぎてすみません。ヒロイン部分より多いとはこれいかに。(汗)
 こじれててもこじれてなくても「親子愛」「きょうだい愛」というのが凄く好きなんです。遺伝子の本能的に、切っても切り離せないのが肉親の情。だからマイエラ兄弟の尻追っかけ回してる(語弊)わけなんですが。
 実際はゲーム上ではそこまで明確な表現がされているわけではありませんし、多分に解釈を間違えている自信があります。皆様は皆様の抱いた印象を、どうか大切になさってください。



 主人公に会いに来た時のヤンガスとゲルダのやりとりが可愛かったです。兄貴に会いたくて仕方ないヤンガスのモノマネをするゲルダと、照れるヤンガス。この二人に関しては、ククールと同じで「もう勝手にやってくれ」という感じです。(笑)
 モリーさんは正式にサザンビークから招待を受けているあたり、改めて彼が大富豪であることを実感。他、アスカンタ王、ハワード、メダル王女、フォーグ&ユッケなども招待されていましたね。

 サヴェッラの宿屋で主人公に「お前はこれでいいのか?」と促すククールが好きです。
「そうだ! テンラン。指輪だよ。あの指輪があっただろ。お前のオヤジの指輪がさ。」
 のテンションがいい。今回はボイスの相乗効果もあり、ククール……お前ってばこんな友情に熱いやつだったのかと(笑)。旅の間はずっと、皮肉ばっかり言われてたような印象だったので。(←それはプレイヤーがあっちこっちに寄り道ばかりするからだと)
 これも苦難を共に乗り越えてきた仲間の絆というやつですね。

 トロデ王が意外と武闘派だった件。あのマルチェロ団長が鍛え上げた聖堂騎士団と、木の棒だけでやりあっているだと……! さすがトロデーン兵法書を諳んじているだけはある。
 トロデーン城の回想にて、賊が潜んでいるかもしれない状況で「ですから、私もご一緒しますわ」というミーティア姫の発言。多くのプレイヤーが「え。姫が行ったら余計に危ないんじゃ」とツッコまれたと思いますが(当時、私もツッコんだ)、逆に考えると実は姫にも戦闘能力があった可能性が。だからトロデ王もあっさり承諾したのか。恐るべきトロデーン親子。(笑)



 以上です。
 あと、賢者とか竜神族の謎についても考えたい部分はあったのですが、いいかげんまとまりがなくなってきたので、このへんにしておきます。(汗)
 長い長い萌え語りを、ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
 大好きですDQ8。




【蛇足】
 ゼシ→主が前提だったという事態に、私個人は萌えつつククール……ドンマイと思った(笑)。ゼシカEDの場合の君はもう、お兄さんと仲睦まじく暮らせb(略) ミーティアEDでゼシ→主からのククゼシでも美味しいですが。
 実際のところ、公式での絡みは多いですがククールのゼシカへの気持ちは明確化されていないんですよね。(ゼシカからククールもそうなんですが)
 最初こそ「ゼシカともっと深い仲になりたいしさ」とか「君だけを守る騎士になる」とか言ってますが、この時点ではいつも女の子を口説いている時と同じ調子。旅が進んで仲が深まるにつれ「こえーよゼシカ」「兄妹ってのはお前んとこみたいな仲良しこよしばっかじゃないんだっての」「そんなんだからロクな男が寄りつかねーんだ」とか、彼女の前でも皮肉屋で子どもっぽい本性が顔を出すようになります。それだけ仲間としての信頼が深まり、大切になったことで逆にいつも女性に接するように軽々しく口説くとかできなくなったのかも……――と妄想全開でお送りしております気にしないでください(遠い目)。最終的には兄のことでそれどころじゃなくなるし、傷心の彼にはゼシカの方からアプローチかけないと難しいかもということで、新EDを知る前はゼシ→クク寄りのククゼシだと思ってました……――と妄想全開で(略) 相変わらずの女の子片想いが好きな私個人の性癖でございます。
 何が言いたいのかと言いますと、ククールとゼシカの関係はCPでもいいですし、恋愛感情のない仲間・親友としての関係でも、どちらでも好きということです。そういう男女の仲もいいじゃあないか。そういう意味では主人公とゼシカの関係もただの仲間のままでも全然いいんですが。むしろそのつもりでずっとプレイしてきたので、今回の新EDがまったく予測できず、驚愕したわけです。
 ククールとゼシカのやり取りがお好きな方は、PS2版の攻略本・上巻がお勧めです。仲間三人の町・ダンジョン紹介のコント(?)が面白い。ゼシカによるククール評、ククールによるゼシカ評も見ものです。
 長々と萌え語り、失礼しました。(汗)
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 ……まあ、何と言いますか。
 前回のプレイ記でゼシカ追加シナリオに対し「何の恋愛シミュレーションゲームが始まったのかと」冗談でツッコミ入れてましたが……本当に恋愛シミュレーションだったとは。これ「ゼシカ好きがニヤリとできる」くらいの位置づけのイベント(ファンサービス)かなーと思っていたら、まさかのEDフラグでしたという。

 リメイクに当たって、新しいEDが追加されるというのは聞いていましたが、まさかゼシカと結婚なんてまったく予想していなかったので、それはもう驚愕でした。
 いや、その、明確にはされていないながらも、公式様はどちらかと言えばククゼシ寄りかと思っておりましたので……。(写真機能紹介プロモや、PS2版の攻略本を見る限り)

 しかし、考えてみればゼシカはDQ8ナンバー1人気キャラです。
 そりゃあ、私がマルチェロ追加シナリオを望んだと同じくらい――いやそれよりももっともっともっとたくさん「ゼシカEDを!!」という希望の声があったに違いありません。(実際、PS2版ではミーティア姫との強制結婚EDに不満の声もあったことですし……;;)
 私の中のゼシカと主人公の関係は完全に「仲間」という認識だったため、予想はしていなかったとはいえ……このEDの追加は納得と言えば大いに納得です。



 予め申し上げておきますと、私はどちらかと言えば(あくまでどちらかと言えば)主姫派でククゼシ派です。主人公とミーティア姫の関係性がとても好きなんです。
 ――だからこそ、ゼシカ真EDがすごく、良かったと思いました。


 ゼシカの真剣な告白に、それはもうキュンキュンしまくりでした。3DS握り閉めてゴロンゴロン悶絶してました。(落着け)
 普段の彼女は気が強くて冷静なリアリストですが、根っこは純情で少し脆いところもある女の子なんですよね。そこが可愛い。

 何より「旅の中で主人公のことをいつの間にか好きになっていたけど、主人公はミーティア姫のことが好きだろうから、諦めていた」というところが……!! うおおお……これEDどちらを選択にしろゼシ→主は前提ということでいいんですね! 公式で!! 女の子の片想い好きとしてはこれはもうたまりません。(だから落着け)
 そして前回「ゼシカが主人公に少しだけ兄の面影を重ねているのだとしたら萌えます」とか趣味全開で語りましたが、まさか本当にそうだったとは……。こんな希望叶えられていいんですかね。


 アローザと一緒に入場してきたシーンに、目頭が熱く。本当に親子関係が修復されたんだなぁと。もともとサーベルトが亡くなる前から母親と距離があったらしいですから、雨降って地固まるといいますか、今や唯一の肉親である母娘が理解し合えて良かった。
 通常EDでは二人で旅に出ていたようですし真EDでもハッキリとはしていませんが、せっかく一連の事件でゼシカが自分の中に流れる賢者の血を意識して、「家に戻る」と決意したわけですから、主人公は迷わずアルバート家に婿入りです。厳しい姑さんに「婿殿!」とビシビシしごかれればいい。(どこの中村主水さんですか)

 クラビウス王が「私の甥っ子」と紹介したことから、主人公は公認でサザンビーク王家の者として、ゼシカと結婚したわけですよね。
 ゼシカの許婚だったラグサットはサザンビークの大臣の息子(しかし勘当中)でしたが、それどころか今回はサザンビーク王家と親戚関係になるわけで……ただでさえ賢者の血統であるアルバート家が、なんかもう、凄いことに。
 賢者に浪漫感じる者としては、リーザス像に二人でお参りしているラストが、良かったです。



 ゼシカの可愛さもさることながら、主人公とミーティア姫の関係性が好きな私としては、EDに分岐があることでミーティア姫の心の「成長」が描かれたことも、とてもとても嬉しいものでございました。
 PS2版の時は選択肢がないに等しい分、主人公が流されるままだった印象だったのですが、今回、ミーティア姫が「主人公離れ」を決意するところが大きい。
 主人公離れをしてゼシカとの仲を祝福するところももちろん素敵ですが、ミーティアEDを選ぶにしろ主人公が流されるままじゃなくて、ミーティアに「あなたの好きにしていいのよ」と言われた上で、彼女を選ぶということに、燃えるものがあります。

 そういう意味でも、ゼシカEDがあって本当に良かったなぁと思います。ミーティア姫の中で、主人公への想いが恋なのか親愛なのかどちらかわからない位置にあったと解釈できるのも、個人的には美味しいところ。
 主人公がミーティア姫を選んだことで初めて「恋」となるのも美味しいですし、ゼシカEDでは互いの幸せを願う深い親愛で結ばれた二人の絆も、また素敵だと思います。そのあたりもひっくるめて、主人公とミーティア姫の関係性が好きです。


「もし 世界が平和になっても ミーティアの呪いが 解けなかったら テンランと ふたりで旅に出たいな。
 お馬さんのままだと たとえ婚約者が いたって もう お嫁には いけないんだから。
 テンランを 背中に乗せて あなたが行きたい場所に ミーティアが 連れていってあげる。
 ねえ テンラン。約束よ。」


 EDとは関係ないですが、これがミーティア姫の台詞の中で一番好きです。(今さらですが主人公名「テンラン」なのでメモそのままです;)
 ゼシカと二人旅EDがあるんだから、こういうEDがあっても良かったなぁと。いや年頃の娘が馬のままとか可哀想でアレなんですけど、これはこれでなんというか主従恋愛ならではの、禁断の、切ない系浪漫がありますね。スミマセンそれだけです。(汗)


 そういえば前々からわりと気になっていたのが、一人娘のミーティア姫がサザンビークに嫁ぐとなると、トロデーンの跡継ぎは大丈夫なのか? ということでして。
 一応、トロデ王に後妻はいるみたいですけども……。どちらにしても、トロデーンでは女性に王位継承権はないのかも(『あるきかた』ではDQ8世界について「女性の生き方が限定されているのかもしれない」とありましたが)。だからミーティア姫がサザンビークに嫁ぐことがあっさり承諾された。トロデーンの方は、親戚(甥等)を王の養子にして跡継ぎにするつもりだったのかもしれません。

 ミーティアEDの場合は、主人公がトロデーンに婿入りという形にすれば丸く収まると思うのですが。クラビウス王は尊敬していた兄・エルトリオの息子である主人公に王位を継がせたがるのかな……。
 ゼシカ真EDの、主人公やチャゴス王子に対する強烈な説教っぷりを見ると、親として王としてチャゴス王子をビシビシしごいて、彼に王位を継がせる方向がいいなぁと思います。



 そのクラビウス王ですが。
 今回の新EDで何が良かったって、ミーティア姫やゼシカも良かったですが、クラビウス王も素敵でした。危うく惚れかけるところ――どころか、思わず惚れ倒してしまいました。公式(モブの台詞)でナイスミドルと言われてましたね。

 本人は誰もが認める賢王ですが、親としては、妻を亡くしたせいもありチャゴスを甘やかしてしまっているんですね。王家の山イベントで主人公らにチャゴス王子の護衛を頼むところや、ゴネる王子を(ゼシカをダシにして)どうにかその気にさせようとするところなど、親馬鹿全開なのが声色からも窺えます。ボイスの相乗効果ですね。
 カッコいいところとダメなところ、さらに兄への複雑な感情が入り混じるという難しい役所だったと思います。この人間くささがたまらない。

 ククールやゼシカ(一応ヤンガスも…か?)たちの兄に対する感情から「ブラコンクエスト」と名高い(?)DQ8ですが、クラビウス王も結構なものだと思います。(笑)
 エルトリオのことは尊敬していたよう。だからこそ、国も立場も捨てて愛する女性を追いかけていってしまったことに複雑な感情を抱いていたり。そんな兄の経緯もあったから、クラビウス王はより己の役目を強く意識して、国のために務めを果たそうとする。
 根っこは優しくて甘い人なのかもしれません。だから自分よりも兄の方が王としてふさわしいと思っていた。けれどそうもいかなくなった以上、兄に劣らぬ賢君であろうと…………何かもう自分の中の語彙が貧相過ぎて言葉が上手にまとまらないのですが、クラビウス王がこの十数年間どんな気持ちで王座に就いていたのだろうと思うとうあああ。


「妻に先立たれ チャゴスだけが 唯一の肉親なのだ。だから なんとしても チャゴスに 無事で帰ってきてほしいのだ。」

 王としては甘いとも取られる台詞ではありますが、彼のこれまでの経緯を考えると何だか痛切に感じます。国のため王族としてのけじめをつけなければならない気持ちと、手放しでチャゴスを甘やかしてしまいたい気持ちの、板挟みのよう。どちらがチャゴス王子のためになるのか……といったら、また彼の中の悩ましい部分でもあったのでしょうが。後悔もあったり。亡くなった王妃のこともとても愛していたようで、後妻も娶らず、まだ部屋がそのまま残されています。
 王者の儀式後も、大臣が行方不明になるなどサザンビークには様々な問題が降りかかったりしてるため、胃痛が絶えなさそうでなんだか気の毒に。

 …………と、ここまで王の人柄について好き勝手のたまいておきながらなんですが、100%私の個人的かつヲタ的な妄想です。公式様とは一切関係ございません(苦)。捉え方は人それぞれだと思います。



 そこに、エルトリオの息子である主人公の登場です。

 ミーティア姫と結婚したいと言った時、わりとあっさり認めてくれたのは、クラビウス王にとって主人公の存在はむしろ願ってもない展開だったのかも。
 チャゴス王子を未熟なまま結婚させてもいいものか、しかし親の悲願は叶えてやりたいし国のメンツも……と悩んでたところに、王家の主筋(しかも兄の息子で、姫とは相思相愛)が現れ、それらの悩みを解消できたから。(王位継承権云々とか実質的な問題がないわけではないですが、少なくともクラビウス王自身の精神的には)

 同盟とか人質みたいな話だったらともかく、もともとこの婚姻は政略的な側面は比較的少ない方と思われるので(話を聞く限り、そこまで殺伐とした印象はない)、主人公がトロデーンに婿入りしてもあまり問題ない? 最後はトロデーン城に帰っていますし。トロデ王は「ばあさんの約束は気にせず、二人の好きにすればいい」と言っていますが。うーん、このあたりはプレイヤーの解釈次第ですかね……。


 一方で、主人公がゼシカを選んだ場合は、かなりきつく叱り飛ばされます。それはまあ……そうだろうなと。
 エルトリオの消息と、自分がその息子であることを打ち明けるだけならともかく、別の女性が好きならこの結婚式に水を差す必要は全然ないわけですから。また主人公が完全なる部外者ではなく、王位継承権を持つ可能性があるからこそ、「お前は自分の立場をわかっているのか?」「お前の不必要な行動がどれだけ混乱を招くか」と説教した。

 でもこの説教は嬉しかった。クラビウス王の王としての意識の強さも感じたし、その奥に「敬愛する兄の子である主人公」への、同じ王家の血を引く者だからこその憤りも見えた。同時に、100%否定的な感情だけではないのですけども。(チャゴスをこのまま結婚させてよいものかという悩み自体はあったわけですし)
 ……うーん、何と言ったらいいのでしょうか。このあたり、どう言葉にしていいのか難しいです。表現力がなくて本当にすみません(汗)。とにかく色々なものをひっくるめて、説教してくれたのが嬉しかったということです。

 もしかしたらゼシカEDだからというだけではなく、PS2版の時に不足していたと思われる要素を補った演出でもあったのかもしれません。(私自身も当時、クラビウス王の反応にちょっと物足りなさも感じていたので……もうちょいキツく言ったり、悩んだりしてくれても良かったなぁと)
 叱り飛ばされてキュンキュンするなんてドMなんだろうか私は。まあ、某騎士団長殿にイヤミ言われるために修道院や聖地に寄り道しまくるプレイヤーのことですから……――というしょーもない嗜好はさておき。

 クラビウス王に怒られるのも無理はないですが、主人公にとっては、ゼシカを好きなことと、ミーティア姫の幸せを願うことは別の感情なので、「ゼシカを選ぶから姫のことはどうでもいい」という仕様になってなくて良かったです。
 王から説教くらって、グッと悔しそうに哀しそうに顔を歪めるのが印象的でした。DQ主人公ゆえ基本超淡白なDQ8主人公が、ここまで感情を露わにしたシーンは初めてです。これだけでも新EDは必見。


 実際には王族同士の問題って、部外者が簡単に首突っ込んでいいものではないんだろうなと思います。昔のトロデーンとサザンビークの関係を考えると、下手したら外交問題にまで発展しますし。(でも国内の問題にはわりと首突っ込まされるのがRPG仕様/笑)
 とはいえ印象としてはチャゴス王子とミーティア姫の婚約は、政略的なものというよりは祖父と祖母の悲恋からの「約束」「義理」の側面が強いですが。トロデ王やクラビウス王からすれば自分の親のことだもんなぁ……。その分、情も強い。立場が立場だけに国のメンツも関わって来てしまうから辛いところ。

 でもドラクエなんだから! 国民的RPGなんだから! ごちゃごちゃ考えずこのくらい明るく幸せな大団円ENDがあってもいいんじゃないかな! と思います。
 これはもう、トロデ王とクラビウス王が人格者であり家臣からの信頼が厚い名君同士であったからこそ、成せたのだと思います。なんてカッコいいおじさまたち。主人公が去った後、二人の間にどんな会話が成されたのか、非常に気になりますね。

 あとチラッと映ったニノの笑顔に、何とも言えずじぃんと来ました(場面はほとんど一瞬なんですけど)。せっかくなら何か台詞があればよかったのに。この人もまた、一度大いに打ちのめされどん底に落ちたからこそ、何か得るものがあったのだろうなぁ、と思う。
 始終ごく普通の神父さんっぽく立っていますが、よく考えたらこの方法皇様ですよ。世界の頂点に立たれているお方ですよ。なんと贅沢な結婚式……。(二大国家の力の強さを感じます)


 ゼシカ真EDのクラビウス王は、他のEDよりも遥かに厳しくチャゴス王子を叱り飛ばしています。しかも、大衆の面前で。「お前に結婚など十年早い!」と。
 主人公がミーティア姫と結婚する気がない以上、クラビウス王は「兄の血を引く者」の存在は関係なく、自らの決断で(トロデ王との相談の末)結婚を取りやめることにしたわけです。兄への複雑な感情を乗り越え、サザンビーク王として、跡継ぎであるチャゴス王子を鍛え直す決意をした。これもまた、「呪い」の果ての未来への希望なんだと思いました。
 ゼシカの告白もまだだというのに、正直この時点で自分内感動がクライマックス(笑)。その後の、主人公とゼシカのキスシーンに照れてギョッとするところが可愛かったです。もうたまらないですこのナイスミドル。(悶絶)

 …………なんか、新EDのクラビウス王にときめき過ぎたあまり、痛々しく妄想ぶっ飛ばしすぎてすみません。ヒロイン部分より多いとはこれいかに。(汗)
 こじれててもこじれてなくても「親子愛」「きょうだい愛」というのが凄く好きなんです。遺伝子の本能的に、切っても切り離せないのが肉親の情。だからマイエラ兄弟の尻追っかけ回してる(語弊)わけなんですが。
 実際はゲーム上ではそこまで明確な表現がされているわけではありませんし、多分に解釈を間違えている自信があります。皆様は皆様の抱いた印象を、どうか大切になさってください。



 主人公に会いに来た時のヤンガスとゲルダのやりとりが可愛かったです。兄貴に会いたくて仕方ないヤンガスのモノマネをするゲルダと、照れるヤンガス。この二人に関しては、ククールと同じで「もう勝手にやってくれ」という感じです。(笑)
 モリーさんは正式にサザンビークから招待を受けているあたり、改めて彼が大富豪であることを実感。他、アスカンタ王、ハワード、メダル王女、フォーグ&ユッケなども招待されていましたね。

 サヴェッラの宿屋で主人公に「お前はこれでいいのか?」と促すククールが好きです。
「そうだ! テンラン。指輪だよ。あの指輪があっただろ。お前のオヤジの指輪がさ。」
 のテンションがいい。今回はボイスの相乗効果もあり、ククール……お前ってばこんな友情に熱いやつだったのかと(笑)。旅の間はずっと、皮肉ばっかり言われてたような印象だったので。(←それはプレイヤーがあっちこっちに寄り道ばかりするからだと)
 これも苦難を共に乗り越えてきた仲間の絆というやつですね。

 トロデ王が意外と武闘派だった件。あのマルチェロ団長が鍛え上げた聖堂騎士団と、木の棒だけでやりあっているだと……! さすがトロデーン兵法書を諳んじているだけはある。
 トロデーン城の回想にて、賊が潜んでいるかもしれない状況で「ですから、私もご一緒しますわ」というミーティア姫の発言。多くのプレイヤーが「え。姫が行ったら余計に危ないんじゃ」とツッコまれたと思いますが(当時、私もツッコんだ)、逆に考えると実は姫にも戦闘能力があった可能性が。だからトロデ王もあっさり承諾したのか。恐るべきトロデーン親子。(笑)



 以上です。
 あと、賢者とか竜神族の謎についても考えたい部分はあったのですが、いいかげんまとまりがなくなってきたので、このへんにしておきます。(汗)
 長い長い萌え語りを、ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
 大好きですDQ8。




【蛇足】
 ゼシ→主が前提だったという事態に、私個人は萌えつつククール……ドンマイと思った(笑)。ゼシカEDの場合の君はもう、お兄さんと仲睦まじく暮らせb(略) ミーティアEDでゼシ→主からのククゼシでも美味しいですが。
 実際のところ、公式での絡みは多いですがククールのゼシカへの気持ちは明確化されていないんですよね。(ゼシカからククールもそうなんですが)
 最初こそ「ゼシカともっと深い仲になりたいしさ」とか「君だけを守る騎士になる」とか言ってますが、この時点ではいつも女の子を口説いている時と同じ調子。旅が進んで仲が深まるにつれ「こえーよゼシカ」「兄妹ってのはお前んとこみたいな仲良しこよしばっかじゃないんだっての」「そんなんだからロクな男が寄りつかねーんだ」とか、彼女の前でも皮肉屋で子どもっぽい本性が顔を出すようになります。それだけ仲間としての信頼が深まり、大切になったことで逆にいつも女性に接するように軽々しく口説くとかできなくなったのかも……――と妄想全開でお送りしております気にしないでください(遠い目)。最終的には兄のことでそれどころじゃなくなるし、傷心の彼にはゼシカの方からアプローチかけないと難しいかもということで、新EDを知る前はゼシ→クク寄りのククゼシだと思ってました……――と妄想全開で(略) 相変わらずの女の子片想いが好きな私個人の性癖でございます。
 何が言いたいのかと言いますと、ククールとゼシカの関係はCPでもいいですし、恋愛感情のない仲間・親友としての関係でも、どちらでも好きということです。そういう男女の仲もいいじゃあないか。そういう意味では主人公とゼシカの関係もただの仲間のままでも全然いいんですが。むしろそのつもりでずっとプレイしてきたので、今回の新EDがまったく予測できず、驚愕したわけです。
 ククールとゼシカのやり取りがお好きな方は、PS2版の攻略本・上巻がお勧めです。仲間三人の町・ダンジョン紹介のコント(?)が面白い。ゼシカによるククール評、ククールによるゼシカ評も見ものです。
 長々と萌え語り、失礼しました。(汗)
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